製 材 加 工

正直台
曲がったり捩れたりしている木を真っ直ぐに直す為の機械です。
曲がった材料で造作すると隙間が出来たり寸法が狂ってきたりするので、初めに真っ直ぐに直しておきます。
台の真ん中辺りに2枚の刃が付いた丸い筒が高速回転しており、その上に木材を通過させると削れるというな仕組みです。
台の側面に立っている当て金は台と直角になっており、当て金に押さえつけながら前に押していく事で下面と横1面が直角になります。
手前にあるハンドルを回す事でで、刃の出を調節出来ます。
ちなみに当て金も角度を調節する事が出来ます。
昇降盤
その名の通り、天板が昇ったり降りたりする台です。
台の下に鋸の刃が固定されており、足元にあるハンドルを回して台を上下させて刃の出を調節出来ます。
当てに付いているハンドルを回す事で横の当て金が左右に動き、0mm〜最大520mmまでの間なら好きな巾で固定できます。
鋸の刃を交換する事で、敷居や鴨居の溝を突く事も出来ます。
ちなみに、うちの工場にある昇降盤の刃の出は最大80mm程です。
敷居・鴨居用の刃だと径が小さいので、最大で30mm程しか出ません。
正直台で曲がりを直したら、次にこの昇降盤を使って希望の寸法に幅を切り落とします
使い方次第で色々な加工が出来る、大変便利な機械です。
帯鋸
その名の通り、帯状の鋸が装着された機械です。
昇降盤で切断不可能な大きい木材はこの帯鋸を使って切断します。
幅は手前にあるハンドルで調節出来ます。
昇降盤と違って刃が上から下まで繋がっているので、刃を通過した後は完全に真っ二つになります。
ですから、この機械では溝を突いたりとかは出来ないです。(笑)
当て金が斜めにもなるので、長押引きとか出来ちゃったりしますけどね。
ただ、昇降盤と違って切断面が粗く綺麗に仕上げようと思ったら、昇降盤より2mm程余計に削り込まなければならないのが難点。
プレーナー
木材をご希望の幅や厚みに削る為の機械です。
仕組みはというと・・・下面には木材を送るためのローラー、上面には木材を押さえる為のローラーと刃が2枚高速回転している筒が付いています。
手前にあるレバーを回す事で、下側の台が上下して厚みを調節できます。
使い方は簡単、ハンドルで厚みを調節して、後は木材を突っ込むだけです。
後は自動でローラーが木材を機械に引っ張り込んで、反対側に送り出します。
ローラーには2段階の速度調整機能が付いています。
自動カンナ
その名の通り自動でカンナ掛けしてくれる機械です。
一般では「超仕上げ」とも言われています。
仕組みは・・・下面にローラーと刃、上面には押さえ兼送り用のゴムローラーが取り付けられています。
この機械は加工の最終仕上げに使います。
仕上がりは抜群で、大工さんも羨む程木材の表面がツルツルになります。
使い方はプレーナーと一緒で手前のハンドルで厚みを調節して、後は機械に突っ込むだけです。
ゴムローラーで送られ、反対側に出てきます。

もしお客様が欲しいと思われる木材が既製品の寸法で無かった場合などには、用途に合わせて機械で切断したり削ったりしてご希望の寸法に仕上げます。

最近では工事現場が狭くて現場で加工出来ない、もしくは工事の期間に余裕がなく現場で加工していたのでは間に合わない等の理由で、現場からの注文が増えています。
現場で加工に失敗して材料を無駄にしたという経験はありませんか?
そういう心配が無いからとうのも理由の一つとして挙げられます。
お部屋の空きスペースにピッタリの棚や台を作りたいというお客様からの注文も増えています。
うちのお店で一通り加工して、後は御自分で組み立てるという方も多いですね。

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